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直接冷却式ハムスタークーラーの作り方

ペルチェで冷却したアルミ板を使い、ケージ自体を冷やすタイプです。熱効率は送風式より良いですが、ドリルなどの工具が必要ですし、使用時も結露に注意が必要と、手がかかるのが難点。

費用は合計で1万6000円程度です。

購入するもの

ペルチェキット ペルチェキット(オーム電機 OCE-KT3)

高性能な上に、ドライバーのみで組み立てられるペルチェキットです

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熱伝導グリス 熱伝導グリス(オーム電機 GR746)

熱の伝達効率を高めます。必須。(ペルチェキットに付属する熱伝導シートより効率が高い)

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アルミ板 アルミ板・1mm以上(Amazon HA1230)

冷却板になるアルミ板。厚さは1mm以上を使いましょう。私は1mmにしましたが、もう少し厚いほうが、ゆがみは出にくく良かったかも。2mmの板 別ウィンドウで開く もありますよ。

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M3ビス M3ワッシャー付きビス(ネジ)(Amazon PB-027B)

アルミ板を固定する太さ3mmのネジ。長さは3~5mm程度が使いやすいです。ネジ頭の底面が平らなもの(ビスは平ら)を選びましょう。ホームセンター、パソコンパーツショップなどでも手に入ります。

ネジ頭にワッシャーが付いたタイプを使えば、別途ワッシャーを使う必要がなくなります。

M3ワッシャー付ミリネジ購入ページへ 別ウィンドウで開く

直接冷却式クーラーの作り方

ペルチェキットの組み立ての前に、アルミ板の加工からはじめましょう。ペルチェキットに使うアルミプレートをアルミ板加工のときに使うためです。

アルミ板加工

1.アルミ板の加工から
アルミ板、幅6cmに線を引きます

アルミ板に切れ目を入れる

2.切れ目を入れます
カッターで切れ目を入れます

アルミの折り曲げ

3.アルミ板折り曲げ
切れ目を上にして折り曲げます

アルミの切断・研磨

4.曲げを繰り返しアルミ板切断
切断面、角はヤスリをかけましょう

アルミプレートの3mm穴

5.ペルチェキットアルミプレート準備
使われていない3mmの穴を活用

穴の目印をつける

6.穴の位置に印をつける
プレートが5cmなのでアルミ板余白は5mm

穴を開ける

7.アルミ板に穴を開ける
これはドリルやボール版が必要・・

ペルチェキット組み立て

8.ペルチェキットを組み立てます
ペルチェキットの組み立て方参照

熱伝導グリス

9.熱伝導グリスを塗る
ペルチェのアルミプレートに塗ります

隙間がないように

10.グリスが少ないと隙間ができちゃう・・
板に歪みが大きい場合も隙間が

ビス、ワッシャーで固定

11.M3ビス、ワッシャーでアルミ板固定
ワッシャーは金属のほうが良かった

完成型1

12.完成型1
この形でも完成ですが、

さらに曲げ加工

13.さらに曲げ
アルミ板外側に切れ目を入れ曲げると

完成型2

14.完成型2!
この形のほうが使いやすいです

ワッシャーにはシリコン製の防振ワッシャーを使ったのですが、柔らかくて固定力がいまいち。金属ワッシャーのほうがいいと思います。また、ペルチェキットのアルミプレートは厚さ3mm。アルミプレートが1mmだった場合、ビスが4mmより長いとビスのネジ先がペルチェキットの断熱材に干渉してしまいます。ビスが長すぎる場合はワッシャーを複数枚使って(スペーサーとして使う)距離をとりましょう。

アルミ板をどれだけ隙間無く密着させるかが、鍵となります。送風式はだれが作っても組み立て精度に大差はありませんが、この直接冷却は精度がものを言います。
1mmアルミ板は歪みやすく隙間ができやすいので、2mm程度のものを使用したほうが失敗無くできると思います。厚みが増すと加工が大変ではありますが。

直接挿入

直接挿入は×
ケージ内に水滴が入る

*写真:完成型1+クッション

このクーラーはアルミ板全体が冷えるので、これをケージの底面、側面に当てることでケージ自体を冷やします。

ケージ内に差し込む形だと、結露でできた水滴が内部に落ちてしまいます。タオルを巻いたり、下に受け皿を設けたりすれば水滴は取れますが、ケージ内の湿度が上がるのでおすすめできません。

ケージの底面・側面など、外側に触れるように設置してケージを冷やすようにしましょう。その場合ケージ内が結露していないか注意しましょう。

あと、ケージ内の温度確認も忘れずに。

ちなみに、ペルチェキットの廃熱側ファンからは温風が出るので、こちらをケージに向けると簡易的な暖房になります。私は暖房としては使用しないのでどれくらいの効果があるのかは確かめていませんが。

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