送風式ハムスタークーラーの作り方
ペルチェで作った冷気をファンで冷風として送る、送風タイプのクーラーです。ケージ内結露の心配もなくお勧めの形。
総額で2万4000円程度です。(*小物はよく値段が変わるので個別の価格は記していません。)
購入するもの

60mmサイズのファン付ヒートシンク。これで冷気を送ります。
リンク先ではいくつか選べますが、その中からFH6020MU(ヒートシンクサイズは20㎜、オプションの記号はMU)を選び、個数を入力してください。


ペルチェの冷熱を高効率でファン側に伝えます。粘着性があり、両者をつなげる役割もあります。
*今まで紹介していたHT-09販売終了のため同じ熱伝導率のテープに修正。そのため、下記の制作写真と色が異なります。
熱伝導性両面テープ購入ページへ


両面テープだけでは弱いので、クランプで吹き出しファンとペルチェキットをしっかり固定。1ヶ月ほど固定しておくとクランプをはずしてもはがれなくなりますよ。
クラフトクランプ購入ページへ

上記の4ピンIDE電源アダプタにはコンセントに接続するためのケーブルが付属していないため、このAC電源ケーブルが必要です。
AC電源ケーブル 購入ページへ
送風式クーラーの作り方

1.まずはペルチェキットを組み立てます
ペルチェキットの組み立て方参照

2.吹き出しファンを準備
これがファンの内容

3.吹き出しファンのネジ
ネジにスペーサ、ワッシャーを通します

4.ネジを通します
ネジでファンとヒートシンクを固定します

5.吹き出しファン完成
4ヶ所とめたらファンは完成

6.ファンとペルチェキット
ファンとペルチェキットをつなげますよ

7.熱伝導シートを切出す
5x5cmの正方形に切り出します

8.熱伝導シートをペルチェ側に貼り付け
シートをアルミプレートに貼ります

9.合体!
吹き出しファンとペルチェキットを接着

10.クランプで固定
クランプのハンドルはペルチェキットの廃熱側

11.クランプのハンドルを固定
ハンドルの振動音を防ぐため固定しましょう

12.ファンの電源を3ピン→大4ピンに変換
→ACアダプタに接続してコンセントへ

13.完成!
室温30度で25.5度の冷気が出ています
ちなみに、ペルチェキットの廃熱側ファンからは温風が出るので、こちらをケージに向けると簡易的な暖房になります。私は暖房としては使用しないのでどれくらいの効果があるのかは確かめていませんが。
さて、これでひとまず完成ですが、もう少しパワーアップできないかと考えました。
吹き出しファン側のヒートシンクから周囲に奪われる冷熱を減らして、冷熱のロスを減らせないかと。断熱材を使ってみます。
冷却側に吸気に関わらない放熱部分があります。クーラーとするにはこの放熱部分は無駄。ここから冷熱が奪われないように加工してみます。

13.冷却側の無駄な放熱箇所
ここを断熱します

14.ペルチェキットの緩衝材
これを断熱材として使用。0円

15.カッターでカット。
幅6mm、長さ6cmに切ります

16.厚みを半分に。
半分の厚みにカットします。約6mm厚。

17.合計8本作ります。
これを両面テープで貼り付けます

18.クランプの下は断熱材が潰されるので
反り返らないよう切れ目を入れます

19.床に置いて使う場合
高さをそろえておきましょう

20.完成です!
やらないよりまし
最初は吸気も2面塞ぐように断熱したのですが、そのときは冷却力が落ちてしまいました。そこで今回は、吸気を妨げない範囲で冷熱のロスを少なくするようにしました。
それほど大きな効果ではないでしょうが、やらないよりましかなと。
冷却効率を高めるには、冷気をケージ内になるべくとどまるように工夫しましょう。ケージを部屋の角において冷気が中にとどまりやすくしたり、壁をつけたりするなど。
一番は、水槽などで飼育して、その上から冷気が入るようにすることでしょう。これなら針金ケージのように冷気が横から漏れることはないですから。
そして、スタンドなどでハムスタークーラーを固定し、水槽の上から冷気が入るようにしましょう。

ドライヤースタンド使用
水槽の上から送風できます

クーラー側のコード長も十分あり、
スタンドの下まで届きます
上から送風するなら、写真中で使用しているようなヘアードライヤースタンド
このスタンド、高さは約54cm~68cmまで対応なので、高さも十分です
水槽を買う場合、針金ケージより若干大きいものを買いましょう。ケージなら飲水ボトルを外に設置できますが、水槽だとすべて内部に収めることになるので、その分スペースが必要です。